- 2010-01-07 (木) 3:02
- ニュース
前年の活躍馬に贈られるJRA賞が決定しました。年度代表馬は2008年に続きウオッカが受賞しました。2年連続で年度代表馬に選ばれるのは牝馬では初めての快挙ということで、昨年の活躍を見ればさもありなん。各部門の受賞馬は下記の通り。
年度代表馬:ウオッカ
最優秀2歳牡馬:ローズキングダム
最優秀2歳牝馬:アパパネ
最優秀3歳牡馬:ロジユニヴァース
最優秀3歳牝馬:ブエナビスタ
最優秀4歳以上牡馬:ドリームジャーニー
最優秀4歳以上牝馬:ウオッカ
最優秀短距離馬:ローレルゲレイロ
最優秀ダートホース:エスポワールシチー
最優秀障害馬:キングジョイ
今年の結果を一言で言うと、「順当」。
受賞した各馬は当然としても、少数票を獲得した他の馬も、票を獲得するに値する馬が揃いました。たとえば、年度代表馬部門で票を獲得した、ドリームジャーニー(26票)、カンパニー(7票)、ブエナビスタ(6票)、エスポワールシチー(2票)はウオッカがいなければどの馬も年度代表馬に選出されてもおかしくない活躍を見せましたし、他の部門で票を獲得した馬達も相応の活躍をした馬が揃いました。
JRA賞と言えば、とてもプロの記者とは思えない投票が注目を集める賞でもあります。
最優秀2歳牡馬として重賞はおろか2歳オープンですら敗れていたヤマニンキングリーに1票を投じた橋本邦治氏や、阪神JFを勝ったブエナビスタに票を投じず「該当馬無し」とした岩村健司氏、最優秀3歳牡馬でGIIIの京阪杯を勝っただけのアンバージャックに1票を投じた橋本邦治氏(またか)などなど、JRA賞の認識を取り違えているのではないかと思える記者がいます。
ところが今年は一転し、ほぼ万人が納得するであろう結果に落ち着きました。やはり投票者名に「橋本邦治」氏がいなかったのが功を奏したと思われ、ほんと身を引いてくれて良かった。この人がいないだけでこんなに清々しい結果になるんだなぁ。
そんな極めて平穏なJRA賞もちょっと首をかしげたくなるというか、理由を聞きたいと思わせる投票がチラホラありました。
最優秀2歳牡馬でヴィクトワールピサに1票を投じたのは、米満浩生氏(競馬ブック)と菅原章友氏(勝馬)。たしかにヴィクトワールピサが勝ったラジオNKKEI杯は、GIの朝日杯よりもクラシックに繋がるレースとして、GIIIとは思えないほど注目を集めています。ラジオNIKKEI杯を勝った馬に票が入るのも珍しいことではありませんが、新馬戦でヴィクトワールピサはローズキングダムに敗れている訳です。しかも実績から言えば、GIIIをひとつ勝っただけのヴィクトワールピサはGIとGIIIの重賞2勝をあげているローズキングダムにはるかに及びません。JRA賞はあくまでもその年に活躍した馬を表彰する賞のはず。なぜヴィクトワールピサなのでしょうか?
最優秀ダートホースでヴァーミリアンに1票を投じたのは、斎藤誠征氏(東海テレビ)。2009年には地方GIを2勝し、初のGI8勝馬となったヴァーミリアンですが、2009年だけの活躍に限ると、エスポワールシチー(中央CI1勝を含むGI3勝)、サクセスブロッケン(中央CI1勝を含むGI2勝)の方が実績上位であることは明らかです。もし初のGI8勝馬への敬意を表する意味合いで投票したのであれば、お門違いもいいところだと思います。
最後に、投票内容を非公開にしている投票者が見受けられますが、自分の判断に自信が無い、ということならば投票権を他者に譲るべきですし、投票内容を公開することで何らかの不利益が発生する、というのであれば公営ギャンブルのマスコミ関係者としての資質が疑われるでしょう。
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