オニールに関するつぶやき

弱気相場の株価と出来高のパターンは不完全で、不安定で、人の目を欺くものだ。
市場全体が力を失い売りが先行している時期である。
だから辛抱強く待ち、研究を続け、来るべき強気相場に備えて、準備万端にしておくしかない。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

抜け目のない投資家は過去10年間に浮上してきたIPO（新規公開）株をすべて把握しているはずだ。
この作業が重要なのはこれらの若い新興企業の中から、1～2年以内に驚くほどの伸びを見せる銘柄が生まれるからである。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

人間の意見や感情は間違ってばかりなのに、市場はめったに間違わない。

人間が長年かけて築いてきた思考を変えるには時間がかかる。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

～承前～

不完全なだましのパターンの銘柄を買ったりすることは損失をふくらませることにほかならない。
株の購入を検討するなら、その銘柄の週単位の出来高を確認することだ。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

目の肥えたチャーチストが手がかりにするのが、日足や週足チャートで発生する出来高の急増である。
マイクロソフトの例で説明すると、株価が急上昇を始める直前に出来高が急上昇し、機関投資家による買い集めをしていた

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

～承前～

プロの機関投資家の買いが入ったからだと言ってほぼ間違いない。
一般的な投資家の実に95％は、高値で株を買うなんて、怖いし、リスクも高い、その上バカげているという思いから、手を出さないものだ。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

株式市場では歴史は繰り返される。
それは人間の本質が変わらないからである。
そして需要と供給の法則が変わらないからである。
過去の成長株の株価パターンを今度の銘柄選択の手本として利用できることは明らかだ。

（前ツイートも合わせて）
ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

チャートを利用しないプロ投資家は大変価値のある指標やタイミングの仕組みについて、いかに自分が無知であるかを声高に宣言しているようなものだ。
この点を再度強調しておきたいー

私はこれまでに高い地位のプロの投資家が収益を伸ばせずに最終的に職を失っていくさまを何度も見てきた
オニール

売り上げ、収益率、ROE(株主資本収益率）のそれぞれが大幅に上昇している銘柄を見つけること、そして機関投資家による買い集めを示している強いチャートパターンを見つけること。

この両方ができれば、銘柄選択及び売買タイミングが大幅に改善されることにつながる。

ウィリアム・オニール

経済指標は解読しやすいようにグラフ化される。株価や出来高の推移はチャートにされて、その銘柄が力強く好調で、機関投資家による買い集めの対象となっているか、あるいは弱々しく異常な動きをしているかの判断の手がかりとなる。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

CAN-SLIM

C 当期四半期のEPSと売上
A　年間の収益増加（大きく成長している銘柄を探す）
N　新興企業、新経営陣、新製品、正しいベースを抜けて新高値
S　株式の需要と供給
L　主導銘柄か停滞銘柄か
I　機関投資家による保有
M　株式市場の動向（見極め方）

オニール

～承前～

また、大化け銘柄の多くは、重要な新製品や新たな経営陣の存在が背景要因にあったり、産業全体で起こった大きな変化が原因で産業全体が強い流れに動かされていた、という事実も学ぶであろう。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

～承前～

またそれ以外にも、これらの企業に関する当時の四半期決算報告書、過去三年間の年間収益の推移状況、出来高、株価が大きく上昇する前のレラティブストレングスの水準、各企業の総資本に占める発行済の普通株式数など、大事な要素を発見することになるだろう。
『オニールの成長株発掘法』

株式市場で大化け銘柄を見分ける方法を学ぶには過去の先導株を分析し、大化け銘柄に共通する特徴を知ることにある。このように観察していくと、これらの銘柄が劇的な株価上昇をする直前にどのようなパターンを形成したかを見極めることができるようになる。

『オニールの成長株発掘法』

株式市場は人間の本質や群集心理を日々表すものであり、さらに長年の需要供給の法則も影響している。

チャートを使えば、より良い銘柄や市場がどれなのか、そして絶対に手を引いて避けるべき弱い銘柄や危険な銘柄などを知ることができる。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』

企業の簿価や配当金やPERを気にするのはほどほどにし、代わりに収益増加率、株価、出来高の動きなどのすでに証明されている重要な要因に目を向け、そしてその企業がその専門分野で他社よりも優れた製品を持ち、最高収益を上げているかどうかを考えるべきである

『オニールの成長株発掘法』

・株を買うなら、その年の高値付近で買うべきであり、価格が下がって安く思えるときに買ってはならない。つまり比較的高くなった株を買うべきで、最安値をつけた株を買うのではない

・小さな損失のうちに素早く株を損切りすることを常に心がけるべきであり、株価の回復を待ってはならない
オニール

株は価格が上昇中に買うべきで下落中に買うべきではない。
増し玉をするなら、最初に買った価格よりも更に上がったときにのみ買うべきであって、最初に買った価格よりも下がったときに買うナンピンをしてはならない。

ウィリアム・オニール『オニールの成長株発掘法』