ケイバぶ

日本ダービー2021:枠番と脚質

2021年05月28日

日本ダービーの枠番が発表されましたが、2006年からの日本ダービーの枠番と脚質について振り返ってみましょう。
下記の表は、1着数と枠番ごとの着度数です。

逃げ 先行 差し 追込 全体の着度数(複勝率)
1枠 1 3 1 2 7-2-1-20(33.3%)
2枠 0 0 2 0 2-1-3-24(20.0%)
3枠 0 1 0 1 2-1-1-26(13.3%)
4枠 0 0 0 0 0-4-3-22(24.1%)
5枠 0 1 0 0 1-1-1-27(10.0%)
6枠 0 0 0 0 1-4-1-24(20.0%)
7枠 0 0 1 0 1-1-4-39(13.3%)
8枠 0 1 0 0 1-1-1-41(6.8%)

過去15年で最も1着を出したのが、1枠で7頭。およそ半数勝ち馬が1枠から出ています。続いて2・3枠の2頭。5・6・7・8枠が1頭ずつ。特に1枠に入った先行馬は3勝挙げているので、1枠に入ったエフフォーリアにとっては最高の枠と言えます。

逃げ・追込といった極端の脚質の馬が、1着に来たのも1~3枠の内枠。中枠から外枠の馬が勝つには、道中は少なくとも中団をキープしないといけないでしょう。

複勝率では、外枠になるほど低下する傾向が見られます。特に8枠は過去15年で3頭しか馬券になっていないので、大幅な割引が必要でしょう。8枠に入った、サトノレイナスは厳しい勝負を強いられそうで、ルメール騎手がどのように乗るかに注目です。

ちなみに5枠よりも外枠で3着内に入った騎手は、ウィリアムズ、ルメール、レーン、デムーロ、岩田康誠、戸崎圭太、川田将雅、福永祐一、蛯名正義の9人。外国人ジョッキーか日本のトップジョッキーしかいない、ということからも中枠よりも外の馬は騎手に注目です。

馬券的には、1着をエフフォーリアと固定とするならば、2着にはルメール、デムーロ、戸崎、川田、福永に流すという選択肢もありかもしれません。