最優秀マイラーは、1600m前後のレースで最も活躍した競走馬に贈られます。
条件は下記のふたつ。

条件1：その年の1301～1899mの国内古馬GI（ヴィクトリアマイル、安田記念、マイルチャンピオンシップ）、及び海外GIの勝ち馬
条件2：条件1を満たした上で、その年の芝1200m～芝2000mのGIを連対以上、あるいは芝1400～1800mのGIIを1勝以上（GIIIなら2勝以上）している。海外重賞でも可。

※条件1・2を満たす馬が複数いた場合は、その年の獲得賞金上位の馬を最優秀マイラーとし、逆に条件1・2を満たす馬がいなかった場合は、該当馬なしとする。

安田記念、ヴィクトリアマイル、マイルチャンピオンシップ、海外GIを勝った馬で、よりマイル重賞で活躍した馬が、最優秀マイラーとなります。

それを踏まえた上で2017年の最優秀マイラーを決めていきましょう。

条件1（GI勝ち）

当該GIの勝ち馬は以下の通りです。

ヴィクトリアマイル：アドマイヤリード
安田記念：サトノアラジン
マイルチャンピオンシップ：ペルシアンナイト
海外GI（ドバイターフ）：ヴィブロス

今年の最優秀マイラーはこの4頭に絞られました。

条件2（重賞実績）

アドマイヤリード：ヴィクトリアマイル以外の重賞勝ちは無し
サトノアラジン：安田記念以外の重賞勝ちは無し
ペルシアンナイト：皐月賞2着、アーリントンカップGIII
ヴィブロス：ドバイターフ以外の重賞勝ちは無し

というわけで、2017年の最優秀マイラーは、「ペルシアンナイト」ということになりました。

マイル戦線の絶対的王者だったモーリスが引退して、2017年のマイル戦線は低迷しました。ペルシアンナイト以外のマイルGI勝ち馬が揃いも揃って、重賞勝ちが無いというのは異常事態だと思います。2018年のマイル戦線を牽引するような馬は登場するのでしょうか。